大腸がん検診について

大腸がんは男女とも近い将来がん疾患の1位になるといわれています。
従来、大腸がん検診は多くの施設で便潜血反応で陽性なら大腸検査を行う体制となっています。 全員に大腸検査を行う余裕がないためです。
 しかし大腸に病気があっても必ずしも出血しているとは限りませんし、特定の2日間の便で出血の有無を判定するのも不十分、不正確とも言われています。
 そこで大腸がん検診として潜血反応とは別に大腸X線検査をオプション検査で行うこととしました。
従来は前日の食事制限と強い下剤服用で夜間頻回の下痢となり準備が大変な検査でしたが、今回当日2リットルの腸管洗浄液服用とその前後の錠剤服用で検査を行う方法が開発され、比較的楽に検査が受けられます(下記参照)。
ただし準備のため、ドックとは別の日の実施となります。異常があった場合は内視鏡検査が必要となり、その際には最寄の専門病院をご紹介します。
胃X線検査同様、年1回お受けになることをお勧めします。

大腸X線検査の準備