肺がん検診について

日本人の死因第一位を占める「がん」。かつては不治の病というイメージが強かったがんも、今では「治る病気」になってきました。そのためには、なんと言っても大切なのが早期発見、早期治療です。
よぼういがく協会では各種がん検診に積極的に取り組んでいます。

増加傾向にある肺がん

今や男性のがん死亡者の中では肺がんが1位を占めています。現在行われている肺がん検査は胸部X線撮影が主流ですが、肺がんの早期発見という点では、不十分と言われています。
胸部X線写真で発見される肺がんには進行がんも少なくなく、治療で治る早期の肺がんを発見することはなかなか難しいのが現状です。

早期発見が重要です

肺がんは初期には無症状で、早期発見がむずかしい「がん」です。近年ヘリカルCTが登場し5mm程度の肺がんも検出可能となりました。 胸部X線写真では、小さな肺がんや心臓や骨の陰に隠れた肺がんを発見できない場合がありましたが、ヘリカルCTでは肺を盲点なく隅々まで描き出し、5mm程度の小さな早期の肺がんを非常に高い精度で検出する事が可能となりました。また検査は、一回の息止め(15秒程度)で肺全体の横断面を撮影することができ、短時間で痛みも不快感もなく安心して受診することができます。

●こんな方はぜひ
40歳以上の方
タバコの本数の多い方・喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400以上の方
呼吸器等に自覚症状をお持ちの方(咳・痰・血痰・胸痛など)
粉塵吸入や有毒ガスを取り扱う仕事をしている方
肺の病気の気になる方
家系に肺がんの多い方

*妊娠または妊娠の可能性のある方はご遠慮ください。